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 水晶占い
卜系占術
歴史  歴史

水晶占いの起源については、詳しいことはわかっていない。
水の輝きや炎の揺らめきなど、いわゆる幻影から吉凶を占う手法は、はるか古代からすでに世界各地で行われており、これが後の水晶占いの原形になったと考えられる。
1530年にニュルンべルグの僧侶が、水晶の中に財宝とその隠し場所を見たという記録が、ド・ランクルの著書に残っている。
こうした水晶占いが、ジプシ一たちの手によって西洋に運ばれ、17世紀頃のイギリスで盛んに行われていた。
当時は、現在のような正球体の水晶ではなくて、卵型の水晶が好んで使用された。
また庶民の間では、水晶のかわりに水の入ったコップが代用され、その中に6ぺンス銀貨を入れて未来を読んだとされている。

始祖  始祖 不明
水晶占いとは  水晶占いとは 水晶占いは、占い師の内的直感(霊感)による占いであり、ごく一部の専門家(霊能者)のみが行える占いであり、占い師ごとにさまざまな手法、暗示がある。
占い方 占い方 占い方は、占い師の数ほどあるが、ここでは最も一般的であろうと思われる占い方を紹介する。
占術者、相手ともに占いを行う前に15分程度の瞑想を行い、完全な沈黙を守る。
占うべき事柄は、あらかじめ相手から聞いておき、基本的に占術者が水晶に語りかける。
占う相手は、何も考えず、心を空にしなければならない。
占術者に資質があれば、ここで水晶球に何らかの変化が起こる。何かの視覚的イメ―ジがあらわれたなら、占術者はそのイメージがどんな意味を持つのかを判断していく。
記号や暗号のようなイメ一ジがあらわれた場合は、その記号がカバラ的意味あいを持っていることになる。この場合は、記号をメモして、あとで改めて解読することになる。
日本における水晶占い 日本における水晶占い

日本における水晶占いも歴史は古いが、くわしいことはわかっていない。
『日本書記』の仲哀記には、「神功皇后が長門(現在の山口県)の豊浦の津で、如意珠を海中よりとられた」と記されている。この一文の解釈として、「皇后が海にて水晶占いをしたことをあらわしているのではないか」という説がある。
もしそれが事実なら、4世紀には日本でも水晶占いが行われていたことになる。

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